デルタ航空 日本地区社長 大隅ヴィクターより新年のご挨拶
新年のご挨拶を申し上げます。
昨年は、日本政府により渡航制限の緩和が発表され、日本市場における海外旅行需要の回復に向けて明るい兆しが見えてきました。
デルタ航空では、コロナ禍の間に前倒しで進めていた米国のハブ空港の改修プロジェクトが節目を迎え、昨年4月にはロサンゼルス空港、5月にはシアトル空港、6月にはニューヨーク・ラガーディア空港に新しい施設をオープンいたしました。デルタ航空をご利用のお客様には、機内のみならず空港でも、便利で快適な旅行体験をお届けすることができるようになりました。
米国の空港に続き、羽田空港でも待望の「デルタ スカイクラブ」を7月にオープンすることができました。当初、成田発着便をすべて羽田に移管したタイミングに合わせて、2020年夏にオープンする予定でしたが、コロナにより延期されていたものです。デルタ スカイクラブは米国に50施設ほどありますが、米国以外のスカイクラブは羽田空港のみであり、昨年オープンできたことを大変誇りに思っています。
羽田空港のデルタ スカイクラブは、バーテンダーがご注文を受けてご用意するバーなど、全施設共通のサービスを踏襲しつつ、初めてヌードル・バーを設置し、ちらし寿司や揚げたての天ぷら、日本酒や国産ウイスキー、ゆずや桃などを使ったオリジナルカクテルなど、日本らしさを取り入れたサービスを提供しています。スタッフによるきめ細かなおもてなしと、晴れた日には富士山も一望できる素晴らしい眺望も、大変ご好評をいただいております。
10月に日本政府が渡航制限を緩和したことにより、弊社でも徐々に運航便数を増やしております。羽田―ロサンゼルス便を昨年10月から再開、アトランタ、シアトル、デトロイトをデイリー運航に増便し、今春には羽田―ホノルル便の就航も予定しております。世界的なインフレや円安、地政学リスク、新型コロナウイルスの感染状況など、海外旅行の需要回復にとってまだ多くの障壁はありますが、今年は、Re-Connect(再びつながる)、Re-Engage(再び参画する)、Re-discover(再び発見する)の年となると予想しています。バーチャルやオンラインではなく、人と人が直接会うことの必要性と重要性を多くの人が痛感しているなか、太平洋を越えて人と人をつなぐことをお手伝いをし続けたいと考えています。
デルタ航空では、引き続きお客様と従業員の安全と健康を最優先に考え、サステナブルで信頼性の高い運航を提供していきます。海外旅行需要の回復には、観光業界が一丸となって取り組む必要があります。2023年が回復に向けてさらなる前進の年になるよう、チーム一丸となって努力を続ける所存でおりますので、引き続きご支援、ご協力をいただけますようお願い申し上げます。
(同メッセージはトラベルビジョンにも掲載されています)